イケメン悪魔に恋をした
『ただいまー』
とりあえずお母さんに声をかけてから、そそくさと自分の部屋に入った。
それに…。
昨日、私が翔君の家に泊ったことは、お母さんに言ってないから。
これこそバレたりしたら…
私の命が危ない!
私は、ベッドにうつ伏せになって雑誌を読み始めた。
なんで、文字を見ると眠くなってくるんだろうね?
私はうとうとしながら無意識でページをめくる。
『ヤバい…。寝そう…』
そう呟いて目を閉じた時…。
♪~♪~♪~
私のケータイの音楽が鳴った。
ケータイのディスプレイを見たけど…
知らない番号。
『ちょっと怖いんだけど…』
思わず言葉に出ちゃうほどだった。
仕方ないなぁ…
『はい。…もしもし?』