イケメン悪魔に恋をした


『ただいまー』
とりあえずお母さんに声をかけてから、そそくさと自分の部屋に入った。

それに…。
昨日、私が翔君の家に泊ったことは、お母さんに言ってないから。

これこそバレたりしたら…
私の命が危ない!

私は、ベッドにうつ伏せになって雑誌を読み始めた。

なんで、文字を見ると眠くなってくるんだろうね?
私はうとうとしながら無意識でページをめくる。

『ヤバい…。寝そう…』
そう呟いて目を閉じた時…。

♪~♪~♪~

私のケータイの音楽が鳴った。


ケータイのディスプレイを見たけど…
知らない番号。

『ちょっと怖いんだけど…』
思わず言葉に出ちゃうほどだった。

仕方ないなぁ…
『はい。…もしもし?』
< 26 / 123 >

この作品をシェア

pagetop