イケメン悪魔に恋をした
2度目の翔君の家
いよいよこの日がやってきました…。
2回目の翔君家。
なんだか嫌な予感もするけど…
自分で決めちゃった事だもんね?
―――――ピーンポーン…
このチャイムを聞くのは初めて。
この間は翔君と一緒に入ったから、チャイムは鳴らしてないもんね…?
って!
私ってば、そんな事考えてる余裕ないでしょ?!
「はーい。…あ、小春ちゃんか、来てくれたんだ」
『え?来てって言ったの、翔君でしょ?』
「うん」
『…うん』
なにこの言い方。
“嫌なら来なくてもよかったんだよ?え?”
みたいな言い方!
「入ってよ」
『…おじゃまします』
またしても私は、翔君の領域に足を踏み入れてしまった。