イケメン悪魔に恋をした


…ところで
『お家の人は?』
「仕事」

嘘…?
また家の人いないの?

わざと?
ねぇ、翔君わざと家の人いない時に私の事呼んでるでしょ?

「で、どうして俺がメアド知ってるか。だっけ?」
『うん!来たから教えて?』
「はは、小春ちゃんってバカなの?」
『はい?』

…人のこと呼んで、バカって言うの?
…わざわざ来たのに、教えてくれるのは私の知りたいことじゃなくて、バカって事?

『帰る…』
「だってそうだろ?なんの疑いも持たないで、のこのこと男の家に来ちゃうんだから」
『だって!』
「まぁ、小春ちゃんが俺の事を信頼してる。って考えれば嬉しいけど」
『………。』
「どうなっても知らないよ、俺」

あぁ…
どうしてこんな事になっちゃったんだろう。

昨日は翔君に逢えること、あんなに楽しみだったのに…。

そっか、私、翔君に逢いたかったんだ?
なんだかんだ言って、私が1番危ないんじゃん…。

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