イケメン悪魔に恋をした


「小春ちゃんが寝てる時に、赤外線…」
『あぁ!なるほどね』

って、あの状況だったら翔君が私のメアド知るタイミングなんて、あの時ぐらいしかないね…。

「ごめんね?」
『別に、大丈夫だよ』
「うん…」
『でもー…』
「ん?」
『なんで翔君、私のメアド知りたかったの?』
「…ないしょ」

ないしょですか…
まぁいいや。

「小春ちゃん、なんか作ってよ!」
…夜ご飯。ダメ?

と、翔君は私にお願いしてきた。

仕方ないなー…
『分かった、台所借りるね?』
「テキトーに使っちゃって!」
『え…』

そんな事したら、お家のひとに迷惑かかるじゃん。
少しは家の人の事、考えてあげようよ…。

って!
私が言える立場じゃないけどさ。
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