イケメン悪魔に恋をした
「小春はもう、俺の彼女だよ?」
ククッ…
と、笑う悠は何がそんなに面白いんだろう?
私が抵抗出来ないこと?
自分の物になった満足感?
私の…
全てを知ったこと?
『嫌…だ……』
もう、なにもかもが…
「何に対して?」
『…全部』
翔…
私は翔が大好きなのに…。
なんでこんな風になっちゃったのかな?
『悠の彼女になんてなりたくない!』
そうヒステリックに叫ぶ私を見る悠は…
「拒否権はないよ……小春」
『小春って呼ばないで!』
「…悪い子だね……。」
そのあと、悠は私と体を重ねた。
ガラスが激しく割れるような表現が…
今の私にはすごくピッタリだと、そう感じた。
悠が出て行ったあと、私は1人ここに残された。