イケメン悪魔に恋をした
罪悪感の中の暗闇
この短時間が、1日の様に長いと感じたのは…。
きっと…
早く終わってほしいと思ってたから。
悠がここから出て行った今、酷く安心する私の中で翔への罪悪感でいっぱいになっている。
なんでこんな事になったんだろう…とか。
私がなにをしたんだろう…とか。
今、頭に浮かぶのは疑問ばかりのはずなのに。
私の頭に浮かぶのは…
翔に逢って、謝りたい…。
ただそれだけ。
しばらくの間、私はなにをするわけでもなく。
ボーッとしてその場に座り込んでいるだけ。
本当は、泣き叫びたいのに…
おかしいくらいに、涙なんて1滴も出なかった。
今では思う…
誰も来ないで、と。