イケメン悪魔に恋をした
☆5
side 悠
小春…
君はもう、俺の事は忘れたんだね…
あの日の事は、全部夢だったのか?
―――――俺が5才だった頃の話…。
まだまだ幼かった俺が、本当に大好きだった女の子がいた。
まだ小さくて、それがなんの感情なのか分からず、ただ“好き”と…
まっすぐに思っていたころ…。
―――――――――――――
――――――――――
―――――――
「隣に引っ越してきました、相川です」
「まぁ!相川さん、これからよろしく!」
僕のママはいつもより少し高い声で話していた。
なんだか照れくさくて、ママの後ろに隠れていた。
…見つかっちゃったけど
「こんにちは」
相川さんのママに話しかけられたんだ。
僕は“こんにちは”とあいさつした。
そしたら…