妖怪☆陰陽師
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「え゛ーーーーーー!!!!?」
「うるさい…」
昨日の出来事を晴輝に話した。
「えぇっ!?
昶、妖怪だったのぉ!?
信じられない…」
晴輝は大声で叫びながら
目を丸くしている。
ってか、ここ病室なんだけど…
「でも、魔狐ってのは聞いたことないなぁ…
親父に聞けば分かるかもしれない…」
晴輝の家は陰陽師だ。
しかも結構有名らしい…
よく知らないけど。
ドカッ
「そうか。
じゃあ、さっさと聞きに行け」
「ちょっと!?
なんで蹴るのさ!聞きに言ってあげるって言うのに!」
「お前がうるさくて、
看護婦に睨まれるからだ」
指を指して言うと、「うぅ…わかったよ…」と言いながら出ていった。