それでも朝はやって来る
悠里は良くできましたと言わんばかりに、親指で尖りきった先端を弾いた。


「ひゃぁん!!」


待ちわびた強い刺激に耐えきれず仰け反る朝子を力強い悠里の腕が支える。

初めての敏感なところへの刺激に、体は正直に反応していた。




悠里は布越しに大きく膨らんだそれを口でくわえると、朝子は体を震わせ喜んだ。

焦らすように、甘噛みした。




「いやっ……ちゃん…と、触って……」




首を左右に振り、嫌といいながら濡れた目で悠里を見た。




悠里は思った以上の反応に、思わず口角が上がってしまった。



布越しでは足りない。

もっと直接触ってほしいと懇願してきたのだ。



嫌と言われれば、そうしたくなるのが常で…

もっとさわれと言われれば動きを止めたくなる…


天の邪鬼だな、俺もーー



朝子はわかっているだろうか、自分が座っている中心が硬く熱を帯びてきたことを。





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