それでも朝はやって来る
暖炉の前に寄り掛かっていたのは、桜小路だった。


神剣は不愉快そうに眉を潜めた。


「いつから、お前は俺に意見できるようになったんだ?」


朝子にキスをしながら、神剣は答えた。

桜小路に見せつけるかのように、開かれた脚の腿の辺りをゴツゴツした手で触る。


「そんなことしてていいの?やつら、ここに感づいたみたいたよ。屋敷の入り口まで来てる…」


それを聞くと、低く唸り朝子への行為をやめた。


代わりに朝子を抱き抱えるとソファに上向きに寝かされた。

神剣はシャツを乱暴にずりあげ、朝子の肌を露にした。



「嫌ッ!ヤダヤダ!!」



朝子の力では、神剣にかなうはずもなく…




神剣は朝子の肌に唇で直接触れた。



お臍の横辺りを舌でひと舐めした後、そこに驚くほどきつく吸い付いたのだ。



「や…ぁ……あ…」



神剣の頭をぎゅうと押したが、屈強な体はびくともせず。

再度、吸われたところを舌で舐められ、また強く吸われた。



ふと体から、神剣の重みが消えた。


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