それでも朝はやって来る
2 ★ 突然×不自然
*****
ブッブー…ブッブー…
枕元で携帯が震える。
もー、うるさいなぁ…
ブッブー…ブッブー…
ったく、こんな朝早くに…何時だと思ってんのよ!
ブッブー…ブッブー…
ハイハイ、出ればいいんでしょ。
今出ますから、ちょっと待って。
朝子は布団を頭の上まで被りながら、手探りで携帯を探す。
「…はぁい」
『アーッ!やっと出た。朝子、今どこ?
もう、予鈴鳴っちゃうよ!遅刻!遅刻!』
「ち…遅刻!!」
びっくりして、布団から転げ落ちた。
もうすでに、8時15分。
後15分で学校が始まる時間だ、ヤバい…。
「ごめん、カナ。急いで行くから、なんとかごまかしといて!」
『わかった。今日全校集会だから、なんとかなると思う。焦ると危ないから、気をつけて来るんだよ!』
「ありがと」
急いで電話を切って、支度を始めた。
天然パーマの髪は朝まとまりが悪い。
いつも念入りにブローしてるのに、今日は時間がない。
「あーん、まとまんないなぁ。もう!鳥の巣みたいでやだよぉ」
無造作に一つに結びながら、制服に着替えて玄関へ急いだ。
「いってきまーす!
って、誰もいないか…」
戸締まりをきちんとして、家をあとにした。
.
ブッブー…ブッブー…
枕元で携帯が震える。
もー、うるさいなぁ…
ブッブー…ブッブー…
ったく、こんな朝早くに…何時だと思ってんのよ!
ブッブー…ブッブー…
ハイハイ、出ればいいんでしょ。
今出ますから、ちょっと待って。
朝子は布団を頭の上まで被りながら、手探りで携帯を探す。
「…はぁい」
『アーッ!やっと出た。朝子、今どこ?
もう、予鈴鳴っちゃうよ!遅刻!遅刻!』
「ち…遅刻!!」
びっくりして、布団から転げ落ちた。
もうすでに、8時15分。
後15分で学校が始まる時間だ、ヤバい…。
「ごめん、カナ。急いで行くから、なんとかごまかしといて!」
『わかった。今日全校集会だから、なんとかなると思う。焦ると危ないから、気をつけて来るんだよ!』
「ありがと」
急いで電話を切って、支度を始めた。
天然パーマの髪は朝まとまりが悪い。
いつも念入りにブローしてるのに、今日は時間がない。
「あーん、まとまんないなぁ。もう!鳥の巣みたいでやだよぉ」
無造作に一つに結びながら、制服に着替えて玄関へ急いだ。
「いってきまーす!
って、誰もいないか…」
戸締まりをきちんとして、家をあとにした。
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