Sweet love from cake
「運命のって……前に言ってた、街で見かけたっていう人?」
「うん。また会えるなんて、やっぱり運命なんだよね。花梨とあの人は……」
ありゃりゃ。すっかり恋する乙女モードに入っている。
「どこで会ったのよ?」
「それがね!」
ガシッ、と勢いよく私の肩を掴む。花梨さん……ちょっと、痛いです。
「花梨のバイトしているお店に来たんだよぅ!」
「花梨のバイト先って……駅前の雑貨屋だっけ?」
「そう! もう、花梨本当にびっくりしちゃってさ!」
バイト先で再会、ねぇ。なんかドラマチックでいいじゃない。
なんて思っていたけど、次に花梨の口から飛び出した言葉に、私は絶句した。
「武士みたいな古風な喋り方でちょっとだけ驚いちゃったんだけど、そこはギャップ萌えってヤツだよね。はぁ……また来てくれないかなぁ」
花梨の言う運命の人とやらは、どうやら茅ケ崎さんみたいだ。よりによってあの茅ケ崎さんだなんて……。花梨になら、もっと素敵な相手が出来るだろうに。
その人知り合いだよ、なんて私は言えずに、あまりのショックに放心していた。
「うん。また会えるなんて、やっぱり運命なんだよね。花梨とあの人は……」
ありゃりゃ。すっかり恋する乙女モードに入っている。
「どこで会ったのよ?」
「それがね!」
ガシッ、と勢いよく私の肩を掴む。花梨さん……ちょっと、痛いです。
「花梨のバイトしているお店に来たんだよぅ!」
「花梨のバイト先って……駅前の雑貨屋だっけ?」
「そう! もう、花梨本当にびっくりしちゃってさ!」
バイト先で再会、ねぇ。なんかドラマチックでいいじゃない。
なんて思っていたけど、次に花梨の口から飛び出した言葉に、私は絶句した。
「武士みたいな古風な喋り方でちょっとだけ驚いちゃったんだけど、そこはギャップ萌えってヤツだよね。はぁ……また来てくれないかなぁ」
花梨の言う運命の人とやらは、どうやら茅ケ崎さんみたいだ。よりによってあの茅ケ崎さんだなんて……。花梨になら、もっと素敵な相手が出来るだろうに。
その人知り合いだよ、なんて私は言えずに、あまりのショックに放心していた。