クズカノ





「お嬢様の使用済み靴下をくんかくんかしたいからですっ!!」





とてもなめらかな日本語だった。

それに笑顔と、爽やかな汗(冷や汗)もはじける完璧具合だ。

彼女の顔は呆れていた。

本当にごみを見るような目を、初めて向けられた。
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