クズカノ


(でもまぁ、これで安心だな…)


他の変態に彼女の私物が渡るくらいなら、自分が変態となって全部回収したほうがよっぽどマシだった。


「で、どんなふうに嗅ぐの?」


「え!?……あ…そうだなー…」


まさかの変態行為実演。

しかし、ここで彼女に疑われるわけにはいかない…。

僕はおもむろに彼女の洗濯していない靴下を手に取り、頭にかぶせた。
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