クズカノ


「あ…ありがとう……」


「うん、もっと誉めて…」


「い、いい子だねー…よしよし…」


僕は彼女の頭を優しくなでながら誉めてあげた。


「そんな子供扱いじゃなくてー!」


彼女は怒ってじたばたしたが、それでも頭をなでる僕の手を払おうとはしなかった。
< 91 / 135 >

この作品をシェア

pagetop