クズカノ


「お嬢様、流石でございます!あっぱれ!」


僕は扇子を持ち出して、彼女をヨイショした。


「何か違う気がするけど…ま、まぁ……いいよ……ふふ…」


まんざらでもないようだ。

今日は彼女が沢山笑って、僕はとても嬉しかった。
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