クズカノ


「知りたい?」


そのままキスに流れ込むのではないかというくらいの顔の距離で、僕はあくまで紳士だった。


いや執事だった。


「知りたいです、お嬢様」


「ふふん、これを見なさい」


僕にパソコンの画面を向ける彼女。

なるほど、ネットオークションか!

確かに主婦の人とかは要らないものを上手く売って、こづかい…稼ぎ……をっ…!?
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