お菓子は彼女を裏切らない



その物音は、ぺたぺたという足音。

それと同時に、何か物を揺らしているようなものだった。


僕は障子の扉をゆっくりと右に動かす。

バレないように、バレないように。


そして、僕が見たもの。それは。




「…………………………ッ!」
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