恋手紙 ラブレター〜最後の想い〜
「…嘘っ」

お母さんが発した言葉はそれだけだった


もう、どんなにあがいたって"死"は近いんだって


もうじき家族とも、一樹とも会えなくなるんだって


「ねぇお母…さん?一樹には、黙って…て?お願い」


余計な心配なんてかけたくないの


「アリスっ」


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