君を探して
1.オレ様、登場。
最初のメール
それは突然のメールだった。
<おーい。オレが誰だかわかる?
いつもオマエのことを見ています。
……って言っても、ストーカーじゃないから、深月が本当に嫌がることはしない。
だから安心して。
オレは、ただ、好きな奴と話したいだけだから。
じゃあ、これからよろしく>
朝ご飯を食べていたら、こんなメールが届いた。
「……?」
発信者は“オレ”。
……全然心当たりがないんだけど。
そう思ったとき、すぐに着信拒否すればよかったんだ。
だけど、私はそうしなかった。
それは、いやな感じがしなかったから。
なんていうか、親しみがあって、害がなさそうな……そんな気がしたから。
普通に考えたら「オマエを見てる」なんて気持ち悪いんだけど。
私はパンを食べながら、もう片方の手で携帯のボタンを押す。
<誰? なんで私の携帯知ってるの?>
送信。
<おーい。オレが誰だかわかる?
いつもオマエのことを見ています。
……って言っても、ストーカーじゃないから、深月が本当に嫌がることはしない。
だから安心して。
オレは、ただ、好きな奴と話したいだけだから。
じゃあ、これからよろしく>
朝ご飯を食べていたら、こんなメールが届いた。
「……?」
発信者は“オレ”。
……全然心当たりがないんだけど。
そう思ったとき、すぐに着信拒否すればよかったんだ。
だけど、私はそうしなかった。
それは、いやな感じがしなかったから。
なんていうか、親しみがあって、害がなさそうな……そんな気がしたから。
普通に考えたら「オマエを見てる」なんて気持ち悪いんだけど。
私はパンを食べながら、もう片方の手で携帯のボタンを押す。
<誰? なんで私の携帯知ってるの?>
送信。
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