君を探して
「太ってても?」
「うん」
「オタクでも?」
「うん」
「みんなに嫌われてるような奴でも?」
「うん」
「……絶対に、後悔しない?」
「もちろん!」
私は迷わず答えた。
チョコは立ち上がると、嬉しそうにぎゅっと握り拳を固めて、私の目の前につきだした。
「よしっ、『オレ様捕獲大作戦』やっちゃうぞー!」
「え…? え……?」
「ほら! 深月もビシッと気合い入れて!」
「……うんっ」
かなりチョコに押され気味ではあるけれど。
……でも、そうだね。
私、本気で“オレ”と向き合ってみたい。
だから。
ねえ、オレ様。
私、あなたを探すよ。
そして絶対に、あなたにたどり着いてみせるよ──
「うん」
「オタクでも?」
「うん」
「みんなに嫌われてるような奴でも?」
「うん」
「……絶対に、後悔しない?」
「もちろん!」
私は迷わず答えた。
チョコは立ち上がると、嬉しそうにぎゅっと握り拳を固めて、私の目の前につきだした。
「よしっ、『オレ様捕獲大作戦』やっちゃうぞー!」
「え…? え……?」
「ほら! 深月もビシッと気合い入れて!」
「……うんっ」
かなりチョコに押され気味ではあるけれど。
……でも、そうだね。
私、本気で“オレ”と向き合ってみたい。
だから。
ねえ、オレ様。
私、あなたを探すよ。
そして絶対に、あなたにたどり着いてみせるよ──