君を探して
「えっ!?」
私は画面をのぞき込んだ。
──それは、最後の質問項目だった。
「自己PRをしよう!」
その質問の右側の回答欄に目を移すと、確かにそこだけ記入されていた。
……ウソ……。
手が、震える。
その震えは、瞬く間に全身に広がった。
短い2行の文章。
まぎれもない“オレ”の口調。
そしてそれは、間違いなく、“オレ”につながる言葉だった。
「なによ、これ……」
そう言ったつもりだったのに、それは言葉にならず、小さなうめき声になって、私の口から漏れた。
私は震える手で自分の口を押さえた。
あぁ…………
そうだったんだ…………
“オレ”は……
「え!これってもしかして……!えええっ!」
隣で東雲がうろたえている。
さっきまでのしっかりした東雲は、気づけばいつもの東雲に戻っていた。
……東雲も、“オレ様”の正体、分かっちゃったんだね。
こんなところでひっそりと、
“オレ”は、私がたどり着くのをずっと待っていたの?
ああ……。
やっと、
見つけた……。
私は画面をのぞき込んだ。
──それは、最後の質問項目だった。
「自己PRをしよう!」
その質問の右側の回答欄に目を移すと、確かにそこだけ記入されていた。
……ウソ……。
手が、震える。
その震えは、瞬く間に全身に広がった。
短い2行の文章。
まぎれもない“オレ”の口調。
そしてそれは、間違いなく、“オレ”につながる言葉だった。
「なによ、これ……」
そう言ったつもりだったのに、それは言葉にならず、小さなうめき声になって、私の口から漏れた。
私は震える手で自分の口を押さえた。
あぁ…………
そうだったんだ…………
“オレ”は……
「え!これってもしかして……!えええっ!」
隣で東雲がうろたえている。
さっきまでのしっかりした東雲は、気づけばいつもの東雲に戻っていた。
……東雲も、“オレ様”の正体、分かっちゃったんだね。
こんなところでひっそりと、
“オレ”は、私がたどり着くのをずっと待っていたの?
ああ……。
やっと、
見つけた……。