君を探して
深月は、こちらに背中を向けたまま長い間動かなかった。
(気まずいな……)
今更どうやって教室に入っていいのか分からず、オレはそんな深月の姿をじっと見つめていた。
静かな教室に、時々、深月が鼻をすする音だけが響いた。
オレは、覚悟を決めて少しずつ深月の方へ歩き始めた。
(気まずいな……)
今更どうやって教室に入っていいのか分からず、オレはそんな深月の姿をじっと見つめていた。
静かな教室に、時々、深月が鼻をすする音だけが響いた。
オレは、覚悟を決めて少しずつ深月の方へ歩き始めた。