君を探して
<あのことを知ってるの? あそこにいたの!?>
そうだとしたら、“オレ”の正体はかなり限定されてくる。
だって、あの場にいたのは……
“オレ”が、自分の正体につながるヒントになるようなことを言うのは、これが初めてだった。
<さあ、どうだろう? あの場にいたのかも知れないし、誰かから話を聞いたのかも知れないし。これ以上は内緒>
<そんな……>
説明する手間が省けたと思えば楽になったけど、もう、知られていたんだ……。
そう思うとなんだか恥ずかしい。
<今日はもう寝る?>
“オレ”が気遣ってくれる。
いつもは自分からさっさと切りあげるくせに。
<そんなに気を遣わないでよ。話したいんだけど>
<了解~>
そうだとしたら、“オレ”の正体はかなり限定されてくる。
だって、あの場にいたのは……
“オレ”が、自分の正体につながるヒントになるようなことを言うのは、これが初めてだった。
<さあ、どうだろう? あの場にいたのかも知れないし、誰かから話を聞いたのかも知れないし。これ以上は内緒>
<そんな……>
説明する手間が省けたと思えば楽になったけど、もう、知られていたんだ……。
そう思うとなんだか恥ずかしい。
<今日はもう寝る?>
“オレ”が気遣ってくれる。
いつもは自分からさっさと切りあげるくせに。
<そんなに気を遣わないでよ。話したいんだけど>
<了解~>