もう一度…

『いい運動したね』
千里に話しかけてきたのは、同じクラスの師と呼ばれてる女子だった。この子は本当に真面目で千里とは真逆の性格。
『ホント、千里っていじられキャラだよね♪』
今話しかけてきたのは、チビ。唯一千里より小さい女子で人懐っこい。
だんだんと千里の周りに人が集まりみんなで楽しく夕食を食べれた。
夕食の後、ホームルームが行われた。
内容は合宿練習とクラス親睦だった。
まず親交を深めるため、男女混合のチームを担任が勝手に決め、その席に着いた。6人チームだった。簡単なゲームをチーム戦でやった。ゲームの説明の最中、千里はずっと隣の席に座ってた記念物というあだ名の男子と話していた。
『オーイ!そこいちゃつくなー』
担任に冷やかされ、みんなの視線が一斉に2人に向いた。
一度は大人しく静かになった2人だが、やはり互いにおしゃべりなため、ずっと話していた。
『そういえばお前あたしの名前覚えてんの?』

『え…っと千…里?』

『なんで疑問系やねん!(笑)』

『俺、人の名前覚えない主義なんだよね。だからその俺が言えたんだから凄いことだぞ』

『記念物…それ最低な主義だよ!(笑)まぁ名前覚えてくれて嬉しかったけど』

『だろ』

『やっぱ、お前…最低だ!(笑)』

『だろ…ってオイっ!』
そんな会話して、ふと同じチームの人を見ると微笑ましい顔してこっちを見ていた。どうやら、彼らには漫才に見えたらしい(^_^;)

(まぁ楽しかったからいいケドっ♪)
…ちょっと待て
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop