ブランコ
そこにはカラフルな
てつのぼうの
ブランコがあった。
まえのブランコは
あかだけだったけど
このブランコは
あかのところもあれば
あおもきいろも
みどりのところもあった。
それにまえはのるところが
ひとつしかなかったけれど
それがふたつどころか
よっつになっていた。
「おっ、きみたちが第一号か。」
とひとりの
おにいさんがいった。
「…あの、おにいさんたちはなにをしていたんですか?」
とぼくはきいた。