2人の旋律
近くの海岸まで何が好きだとかあのテレビがどうだとか他愛もない話をしながら2人並んで歩いた。
「流石にまだ誰もいないね」
「はい、2人占めってやつですね」
ニコッと笑いかけると優しく笑い返してくれた。
ちょっと照れ臭くて走って波打ち際まで走って海の水に手を着けた
「冷たっ」
「はしゃぎすぎだよ。そんなに嬉しい?」
「はい、海なんて何年振りでしょう」
「よかった、喜んでくれて。僕はここ結構くるんだ」
「こうやって女の子と?」