あなたがいたから





「俺がこの委員会入ったのって、
 あんたがいるって
 知ったからなんだよ?」



「ほぇ?」
 

  ...って言うことは。



「入学式で一目ぼれ-、みたいな?」



  真っ赤な顔で一言一言
  紡いでいく神崎くん。
  つられて私の顔も
  火照っていって...。



「入学式って...」

「俺、意外と一途なんだよ?
 ...意外っしょ」

「とっても」



「即答ですか」


 
  ずっとずっと好きだったなんて...。
  どうしよ、恥ずかしいケド...
  嬉しい!!



「神崎くん....っ」

「んぇ?」













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