あなたがいたから





「応急処置で悪いケド。

 ...これで我慢してな?」


  そう言うと、

  私のふくらはぎを支え、

  足の裏を神崎くんに

  向けられる。


「神崎くん...っ」

  足の裏なんて汚いのに、

  見らっ、見られて...!!

「.....、」


  足の裏に顔を近づけると、

  傷口をペロリと舐める彼。

「....っ痛...」

  ジンジンする痛みと、

  神崎くんの舌の感触の

  甘さが傷口から広がって、
 
  なんか、もう何がなんだか...!








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