あなたがいたから






  身の危険を感じた

  俺は、イインチョから

  少し離れ、靴下を履かせる。



「神崎くん、

 ありがと...」



  舐めてる間俺が何を

  考えてたのかも

  知らねぇイインチョは、

  無邪気、無防備な笑顔を

  俺に見せる。



「....ん。

 教室、戻ろ?」








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