あなたがいたから




「さ、差支えなければ……

 教えていただけますか……?」


 必死になって懇願すると、

 しばらく間を開けてから

 再度口を開く目の前の女性。


「隼人の彼女――つまりあんたは、

 偽善者。ブリッコ。

 構ってちゃん。

 それから、えぇっと……

 隼人を弄んでいる最低地味女」






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