ちょっとCoolなメイド様!!
しかも……ベッドの上に倒れた私の上に覆いかぶさってきた。
至近距離。黒い瞳が、私を真っすぐに見つめる。……と、
『………っ?!』
何故か。
賢也さんの瞳に吸い込まれるような錯覚を覚えて。
私は慌てて賢也さんから目をそらすと、動揺したまま口を開いた。
「あ、あの」
「なんですぐに俺の部屋に来ないんだ?」
「それには訳が、」
「言い訳は聞きたくない」
じゃあ何を言えと。