ちょっとCoolなメイド様!!
「……特別が、自分が嫌いになってからしばらくして、俺はやっぱり寂しくなった」
「やっぱ、幼稚園とか小学生のガキだからな。周りに誰かいて欲しかったんだよ」
「だけど、俺じゃなくて、俺の家柄とか、顔とか目当てにして来る奴は好きじゃねぇ」
「だから、俺は考えた。
俺が凄く頑張って、俺自身が特別になれば、
『鎌谷だから』じゃなくて、『賢也だから』友達になろうって思う奴が来るんじゃないかって」
「………そこから先は、とにかく頑張った。勉強も、運動も、とにかく必死でやった
そしたら……やっと、『俺』を見てくれる奴を見つけたんだ」