ちょっとCoolなメイド様!!



「すぐにそいつの親が駆け付けて来てさぁ、俺を見て泣きながら言ったんだよ。

自分の子供はもう治らない。そいつと友達になってくれてありがとうって」


「もう治らないってそいつ自身も知ってたんだってさ。だけど、少しは普通の生活したいからって無理して学校に来てて。

んで、友達になったのが俺」


「これは、病院行く前に聞いたんだけど……。

そいつから見てさ、俺は優秀で淋しそうな奴に見えたんだってさ。だから、短い期間だけど友達になりたかったんだって」

「確かに、自分から友達って呼べる奴のいない時期だったからそう見えても仕方ないけど。

俺は、そうやって俺のことを、先入観無しに見てくれる友達が嬉しかったの覚えてる」


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