ちょっとCoolなメイド様!!
「…ぁ……けん、……やぁっ」
予想外の事に反応できないまま、賢也さんを受け止める。
「や………っは、ぁ」
苦しくて、思わず漏れる吐息に顔が熱くなる。
ぼうっとしていく頭の片隅でかろうじて思ったのは、
賢也さんの唇は柔らかい、ということだけ。
ちゅ、という卑猥なリップ音が二人だけの部屋に響く。
「おい……煽るな、止まらねぇだろうが」
「わざとじゃな、……っんん」
強張っていたはずの体から抜けていく力
足がガクガクと震え、立っていられなくなる……
私は、壁にもたれたまま、その場に崩れ落ちた。