ちょっとCoolなメイド様!!

怒られると思って、覚悟してた

でも、こんなの覚悟してなかった

あんなにキスが熱いものだと、思ってなかった……


……でも、許せない。



「……ない」

「は?」

私は俯くと、ぽそりと呟いた。

聞き返す賢也さんに、今度はハッキリと、言う。


「こんなの、キスじゃない。

恋愛感情のないキスなんて、犬に噛まれたのより価値が無いわ」

「……っ!!」

頭上から、息を呑む音が聞こえた

でも、そんなの気遣かってやるもんですか。



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