ちょっとCoolなメイド様!!
呼び出し
迂闊、だった。
私がそう気付いたのは、ちょうど放心状態でバイトを全てこなし終わった時だった。
「ゆきな、どうしたの?なんかぼーっとして……」
あ、那津だ……
どうしよう、話したほうがいいのかなぁ……
賢也さんに、学校でもここでも暴言吐いたこと……
「ん……あのさぁ、「ゆきなさん」
那津に喋りかけた状態のまま、私は声のした方へ振り向く
そこにいたのは、
「凜さん……」
大きな猫目が特徴の、凜さん。