立ち向がれ!演劇部2011
「なるほど、君はその速度で迫り、腕を伸ばし動きを封じて倒す。か。ならば君の化神の四肢を封じさせてもらおう!出よ機巧巨神-翡翠羅漢!!」
「なにッ?あの機械仕掛けの巨神か!だが、その姿はないじゃあないか!だましか!?」
「いや、君の化神の足下と僕の影ををよぉく見たまえ。」
「なっ!これは・・・!」
「僕の影から伸びているのは翠の腕、知ってるかい?機巧巨神の操作を極めた者は自身の機巧巨神の一部のみを出して操ることができるんだよ。つまり僕は翡翠羅漢の右腕のみを出し、極低温能力を行使したのだ。そう、君の化神の両足を凍らせたのだ!そして・・・」
ビキビキビキビキ
フッ、左腕もジョジョに凍て付いてるな。さあ、最後のシメはアレだな!
「三好勢蕗、僕は容赦しないよ。君の化神の右腕を残したのは僕の主義だ。両手両足を封じた者をなぶって倒すのは僕の戦士の主義に反するんだ。故に右だけは残しといた。その右だけでもまともに闘えるだろう?さあ、最後の闘いとしようじゃあないか!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「(コッ-コケにしやがって!だが!だが出浦、その劇画のような騎士道精神に敬意を表したい!そしてその上で勝つのはこの私だッ!)」
シルルルル・・・
ん?ヤツの化神、何かおかしい。何かやるつもりか!
「我が腕に隠し腕がないと思ったかッ!勝ったッ!死ねいッ!」
ゴホッ
やれやれ、何をするかと思えば・・・
「ボラボラボラボラボラボラボラボラ!!」
ドルルルルルン
グアッシャーン
「あぁッ!機銃掃射で隠し腕を破壊しやがったッ!」
君の敗因は、相手が僕であることか。
「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ・・・」
パラララララララララララララララララララララララ・・・
「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)!」
ズッギュウゥーンム
ガシャンッ
「オゴォーッ!宇宙石も破壊されただと!?」
サドッ
やはり僕の敵じゃあなかったか。だがボラボラ!シメを強化できないものか?ん?天空鍛冶屋?そうか、この闘いで進化したか。そしてこれぞ天空鍛冶屋の完成型、天空鍛冶屋V3(えあろすみすばあじょんすりい)だな!
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