立ち向がれ!演劇部2011
故に青山姉でさえ波紋は効かなかったと誤認したのだ。しかし低速で進む空気の振動波紋はジョジョに拡散系を破壊していった。藤林杏香や都瑠茅恵里菜のラッシュでも破壊できなかったのはその破壊が完了しきってないところでやったからだ。あの振動波紋は更に乱反射率を上げるためのもの。拡散吸収をほぼ破壊された楯に疵をちょいとつけそこに集中攻撃、いかに強固なものも一点集中した攻撃を受ければいつかは砕けるものだ。ウチの防御担当は絶対防御をする際空間を使う。それはサイズを大きくする必要がある。つまりウチのは真の意味で絶対防御だが精神エネルギー消費が激しい、君のは物理的な絶対防御な訳だがそれはこんな形で限界が来ることもある。さあ次は・・・
「次はそのボディーを破壊する。見たところその鎧はさっきの楯と同じ硬さだろ?なら、火炎放射機生産。」
ゴオォーッ
「無駄だ!そんな炎で倒せるかぁー!」
炎だけ?そんなつもりはないよ。
パチン
「翡翠羅漢・極低温」
ビキーン
「解除」
パチン
「何だなんだ?炎かけたかと思いきや氷づけにしやがって!-まさか!」
そのまさかだ。炎は熱するため、翡翠羅漢の腕は凍らせるため、熱したものを急速に冷やすとそのものは非常にもろくなる。波紋がない今僕はこうしたのだ。さあ仕上げだ!
「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ・・・」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ・・・
「ボラーレヴィーア(飛んで行きな)!!」
ズドドォーン
「アギャー!!こんな敗北はオーマイガー!!」
ドフッ
クルッ
「フッ-遊び相手にもならないな。」



「な!なんて実力!これが清士郎か!」

「じゃあみんな、決戦の地で会えたら会おう。」
「そうね!それまで負けんじゃあないわよ?」
「お前もな。」
ザッ
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