私にだけ愛をください
家に帰ってから
おれはゆりにメールした

本文:

来週空いてる日ある?
遊ばねぇ?

     龍


明日にいえばいいことなのに
俺はメールをした


メールの返事わ返って来なかった

それについて学校でしゃべることもなかった



帰りゆりは
友達と遊んでから帰るらしく
俺は放課後

教室で一人
ぼーっとしていた




ガラッッ


教室の前のドアが開いた



そこには
ゆりの幼馴染で
俺の親友でもある
光輝(こうき)がいた



むかつくぐらいの
満面の笑みで俺の方に
近付いてきた



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