私にだけ愛をください
「今日はゆりと帰んねーの??」


「ダチと遊ぶんだってよ」

俺はボソッとつぶやいた



「マジ??
振られちゃったのかぁ。
よしっ
俺が慰めてやろう!!」




そう言って
光輝は手を横に広げた



「っるせーなぁ
俺が振られるわけねーだろ?!」


ガタンッ


立ち上がり座っていた
椅子を倒し
教室を出た



だいぶ長い間
教室にいたのだろう


文化部の奴らが
帰るところだった



< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop