大好き、私の赤ちゃん!?
綾の誕生日も終わり、世間と同様に私たち母娘もクリスマスムードに変わって来た時、ある話が舞い込んで来た。


『綾のパパとママが綾に逢いたがってる。』


いつもの電話(週に2~3回)で母が珍しく真面目な声で言ったことだった。


今までも考えてなかったことではなかった。


むしろ、最近ではこのことばかりを考えてたと言っても過言ではない。


でも、その時が来たと思ったらすごい恐怖感が襲って来た。


最初は、わずらわしく感じた綾との生活も今ではかけがえのないものだし。


綾は今の私の生活の中心だからだ。



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