大好き、私の赤ちゃん!?
綾の両親は、まだ高校生ぐらいだったのだ。


我が子を捨てるぐらいだからすごい事情が有ると言うのは大体予想していたが、本当にすごい事情だった。


しばらくは、お互い話し掛けられずにお互いを見ていたが、なかなか話し掛けて来ない綾の両親にしびれを切らした私から話し始めた。


私には、二人に聞いて起きたい疑問があったのだ。


「あなた達が綾の両親でしょ。なんでそんなに冷静に居られるの?」


そう、私が気になったのは久しぶりに会った我が子に対する二人の態度だ。



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