大好き、私の赤ちゃん!?
久しぶりに会ったんだから、感極まって話せないと言うのならまだ分かる。


けど、私の前にいる二人は感極まるどころが、綾のことを冷たい目で見ている。


「…………べつに………」


別にって何よ!!あんた達の子どもでしょ!!自分達の子どもが可愛くないって言うの?


この二人の反応は、私の想像とは全く違っていた。


正直、私は今日で綾と別れること覚悟して此処に来ていた。両親と暮らせるのならその方がいいと思うからだ。


でも、この二人の様子からして違うみたいだ。


……その時、男の子の方が衝撃的なことを口にした。



「………………なんだ、まだ生きてたんだ。………………死ねばいいのに。………………邪魔なのに。…………」




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