大好き、私の赤ちゃん!?
中に入ると、いつもと実家の雰囲気が違かった。


とにかく家中ピカピカ輝いていたのだ。


『どう、スゴいでしょ。名付けて佐伯家クリスマスバァージョン。光と綾ちゃんにはクリスマス当日に招待して見せる予定だったのに。』


それにしてもスゴい。どこかのパーティー会場並みの装飾だ。


そんな家を見てたら、すっかりお母さんに対する怒りはなくなっていて、私はただ綾を抱っこしたままクリスマスヴァージョンの家を探検していた。


『ボソッ………光って本当に単純ねぇ~。誰に似たんでしょ。』


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