大好き、私の赤ちゃん!?
「じゃあ、光元気でな。」


「お父さん、また、会ってくれるよね?今度は綾も一緒に。」


お父さんは『ああ』とだけ言って帰って行った。


私は自分の行動が良かったと思った。


それは、前より軽くなった私の心がそう言ってるから良かったってことだと思う。


そう思ったら綾を抱きしめたくなって私は急いで家に帰った。


「ただいま~」


その日、私は綾のことを一層いとおしくなった。


……親の心に触れたことによって。


でも、この時私は綾の本当の両親については何も知らなかった。


当然、綾背負っている物も知らなかった……。




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