大好き、私の赤ちゃん!?
私たちは、大学に入った。


いつも通っている所だけどやっぱり学園祭となると空気が違う。


麻美はなんか男達に声掛けられまくってるし。


亜美はクレープ食べながらたこ焼き買ってるし。


美園はニコニコしながら歩いてるだけだし。


私たちってみんなやること違うね。


という私は、なにやら盛んに何かを伝えようとしてる綾の相手をしていた。


「しかし、綾ちゃん今日はご機嫌だねぇ~。私が抱っこしてる時と大違い。」


そう綾は麻美が抱っこすると決まって必ず泣くのだ。私は、麻美のドSオーラが綾にそうさせて要るんだと思う。


(もちろん、怖くて直接は言えないけど……。)


この時、私はある怖いもの知らずの存在を忘れていた。


< 78 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop