大好き、私の赤ちゃん!?
これ以上、お母さんといると精神衛生上良くないので。私は気を取り直して、別荘の近くの自然公園に行ってみることにした。


公園には、夏休みと言うこともあって人がたくさんだったが、それでも時折吹く風が心地良かった。


「綾、気持ちいいね!って気持ち良すぎてもう寝ちゃたか。」


母娘でゆったりとした時間を過ごしていたら近くで誰かが言い争っている声が聞こえた。


「痛ぇな!!おい、あんたこのガキの母親か?どうしてくれんだよ。」


「なんでござるか、うちの雛は悪くないでござる。」


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