「うっ……」




もう少しだった。




「くっ……届かない」





そのもう少しが遠かった。





諦めずにぴょんぴょん飛んで最後の悪あがきをしてみるが、心惜しく届かない。








そしたら、上からひょいと本を取り上げあれた。







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