なんちゃって恋愛♪
「あーちょっと待って」


梓は携帯を取り出して、わざわざ探してくれた。






「あったあった。写り悪いけど…この真ん中でバカ笑いしてるのが正輝(マサキ)だよ」




「ありがとっ」






そこには、花火を片手に笑っている男が居た。




甚平がよく似合っている。


顔は…まぁ普通。普通にかっこいい。






「へぇ~楽しそうだね」




「まぁね。中学時代の写メだから、幼いけど。今はもっとかっこいいよ」




「へぇ。うん、会ってみたいかも!」




「まじか、よかった。んじゃちょっと待ってね」






梓はそう言って、電話をかけ始めた。






ま…まさか…いやさすがにそれはないよね!?


でも、万が一ってことが…






「あぁ、正輝?」






うん、やっぱりね!!
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